李 在永 / lee jaeyoung
経歴 |
1990 年 | ソウル大学校 卒業 |
1992 年 | ソウル大学校にて碩士学位取得 |
2000 年 | オハイオ州立大学にて環境教育学博士取得 |
2001 年~ | 公州大学校 師範大学 環境教育科 教授 |
研究テーマ
環境教育研究及び教員養成課程の学際性実現に関する
韓日比較研究
1.研究背景及び目的
・2009年の共同研究では環境教育のアイデンティティが学際性にあり、
韓国と日本の間でこれを実現する方式やレベルにおいての差があることを考察したことがある。
・2010年の研究では学会の研究活動と環境教育教師養成課程で、
このような学際性がどのように達成されているかを比較して改善方向を模索しようと思う。
2.本研究では研究の内容範囲と方法で日本と韓国の環境教育学会、
日本と韓国の教育大学または師範大学で環境教育専攻教育課程を比べようと思う。
1) 学会構成員と論文分析
・韓国は韓国環境教育学会(Korean Society of EE)、
日本は日本環境教育学会(Japanese Society of EE)を対象にして
類似あるいは係わった他の学会は分析の範囲に含まない。
・学会員の構成、学術誌投稿者の所属と専攻、共同研究者間の専攻の多様性などを
比較分析して各国の環境教育学の研究及び発表活動が
いかに学際的性格を持っているのか評価する。
・必要な場合、学会員は分析できないとしても
米国と英国の代表的な学術誌である「Journal of EE」と「EE Research」を
分析する方案を考慮する。
そのために、インターネットを通した電子図書館(digital library)に対する
アクセスが重要なので議論を通じて決める。
2)教師養成教育課程分析
・韓国の場合、五つの師範大学環境教育学科と教育大学と師範大学の
大学院環境教育専攻課程を対象に分析し、
日本は環境教育専攻がある大学の専攻課程を対象に分析する。
・分析内容は教科教育学と教科内容学の比重を比較して、
次に持続・可能・発展・教育の4つの領域で分類される環境、経済、社会(政治)、
文化と係わる内容や科目がどのような割合で分布されているかを分析する。
3)環境教育国際学術大会発表分析
学術大会に発表された原稿は同僚の審査(peer review)を受けなかったり略式で進行したりするため、
より多様なスタイルの文が発表される。
最近3年間、開催された環境教育国際学術大会で発表された論文を同じ基準に基づいて分析して、
学際性の程度を比較評価する。
4)研究者集中面談を通じた克服方案模索
日本と韓国の環境教育研究者及び教師を対象で集中面談調査を実施して学際的活動の必要性、
難しさ、改善方案を模索する。この活動は韓国と日本で別途に行う場合もあり、
日本で韓国と日本の参加者達が一緒に進行する場合もある。
3.期待効果
1)環境教育研究及び教育活動の学際性評価基準用意
・環境教育学会に投稿された論文の主題と投稿者の専攻の多様性、
相互作用のレベルなどを分析して学際性を評価するための基準を開発することで、
学際性という用語が持っている包括説、抽象性を乗り越えて
概念的に具体化、細分化されることができる基盤をつくる。
2)学会と教師養成課程の学際性評価
・韓国と日本の学会と教師養成課程がどの程度の学際性を具現しているかを教授、
授業、評価体系、教科外活動の多様性などを通じて評価して、
柔軟な教授陣の構成、チーム・ティーチングなど、新しい授業方式の導入、
学校内外の連携方案など、学際性を改善するための方案を総合的に提示する。
3)評価結果共有及び発展方案模索
・分析結果は2010年の冬、韓国の環境教育学会学術大会で発表して、
2011年2月前に研究所に最終報告書を提出し、
2011年中に韓国と日本の学会誌に投稿するよう推進する。